Re: 疾風に舞う雛菊 |
- 日時: 2013/06/10 09:24
- 名前: ハヤヒナ
- 13話 機嫌不機嫌……………心境!!?
屋敷へと帰ってきたハヤテとナギ。
マリア 「お借りなさい。ナギにハヤテ君。」
ハヤテ 「ただ今帰りました。」
ナギ 「帰ったぞマリア。」
とナギは、不機嫌な顔で部屋に入っていた。
マリア 「ハヤテ君、ナギが不機嫌みたいですけど、何かありましたか?」
ハヤテ 「ええ。社会科見学のバスの席順が原因と思います……………。」
マリア 「ナギは誰だったんですか?」
ハヤテ 「伊澄さんですよ。」
マリア 「伊澄さんですか。ハヤテ君の隣は誰だったんですか?」
ハヤテ 「ヒナギクさんでした。」
マリア 「ヒナギクさんでしたか…………。それでナギは不機嫌なんですわ。」
ハヤテ 「ええ………。」
ヒナギクは上機嫌で帰宅し、自室に入った。
ヒナギク 「ハヤテ君と席が隣だったなんて、運がついているわ。」
とベッドに腰を下ろし、ニコニコ顔で喜んでいた。
ヒナギク 「この調子で告白も………………!!!!!?????」
と考えたヒナギクであったが、顔を真っ赤にしてしまった。それは……、
ヒナギク 「帰りのバスの中で寝てしまったのね私。………って事は、ハヤテ君に寝顔を見られたのよね……………。」
ヒナギクはハヤテに寝顔を見られたのを思い出したのだった。
ヒナギク (ハヤテ君に見られたのは二回目よね。一回目は誕生日の日の夜だったわね……。)
ハヤテに寝顔を見られたのは、今回が初めてではなかった。
一回目はハヤテの事がすきということに気付いた誕生日の日の夜であった。
あの時は寝顔を見られたのは、10秒ぐらいだったが今回は違った。
今回は美術館から白皇学院に着く間の長い時間、ハヤテに寝顔を見られてしまったのであった。
美術館を出発して5分ぐらい経ってから、ヒナギクはハヤテの肩にもたれかかって寝てしまったのであった。
そして、白皇学院に到着する5分前にヒナギクは目を覚ましたのであった。
ヒナギク 「ハヤテ君に寝顔を見られたのは恥ずかしかったわ。……でも、嬉しい気分だわ。」
とヒナギクは、喜びながらいつの間にか眠りに着くのであった。
ヒナギクが眠りに付いた頃、ハヤテは言うと……………。
ハヤテ (ヒナギクさんの寝顔を見たのは2回目だよな………。
まるで天使かお姫様みたいだったな……ヒナギクさんの寝顔………って、何を考えているんだ僕は。)
とヒナギクの寝顔を思い出したハヤテは、顔を真っ赤にするのであった。
ナギは不機嫌でヒナギクは上機嫌に対し、ハヤテの心境は複雑?であった。
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