Re: 一人三役(一話完結) |
- 日時: 2013/05/15 00:27
- 名前: S●NY
- こんばんは。彗星さんの新作ということで飛んでまいりました。
今回はハヤテ、マリア、ナギを中心にしたお屋敷組しいてはムラサキノヤカタのお話ですね。 まずはじめに舌を巻いたのは物語として、短編小説としての、この作品の完成度です。あまりに‘うまい‘文章で開いた口が塞がりませんけども。 日曜日にショッピングに出かけるナギやヒナギクたち、このときハヤテを同伴させずに買い物へ向かうナギ、というのがこの物語での大きな核になっていると感じます。 マリアさんの親心、ナギに感じる友情、ハヤテへの少しの嫉妬。 などなどコレを起点にして話が転がっていき、最後のオチまで一切の無駄なく走りぬけていく様が、まさしく短編小説としての完成系であり、 物語の中心に一気に読者を引きずりこんでいる‘面白いお話‘と感じました。 彗星さんの完璧な物語構成。 こういった作品はほかの誰が真似しようとも絶対に無理だとおもいます。僕を含め次元が違うというか……。 ハヤテとマリアの掛け合いが、個人的にすごく好きです。会話のテンポが素晴らしく良いのか、頭の中でその場面がはっきりと想像できました。 また、マリアさんの魅力が満載なので、マリアさん熱が僕の中で激しく燃え上がりました。かわいい。マリアさんかわいい。素敵。やばすぎる。
もっと言いたいことはあるのですが、うまい作品への感想というのはまとまらなくて、はがゆいですww ただ、小説を読み終わった後に、タイトルをもう一度読むと、ああ、なるほどな。と。 そういうように、心の深い場所まで来た小説は本当に久々だったので、いま感想を書きながら物凄く興奮しているわけであります。 素敵な小説を本当にありがとうございました。 そして、今後も彗星さんの素晴らしい小説に出会えることを願って。
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