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6/5用感想文byRR
日時: 2017/06/04 20:23
名前: ロッキー・ラックーン

※注意※
・すべて「個人の感想」です。
・個人の感想ゆえ、RR個人の好みの偏りが全編にわたって繰り広げられています。



 まずは長期にわたる連載、大変お疲れ様でした。最終巻は未読ですが、ここまでの道のりは非常に長く険しいものだったのかと思います。また、4度にわたるアニメ化も凄い功績だったと思います。
 まあ前置きはこんなところで、感想に移ります。


 【 @惹きこまれた序盤 〜桂ヒナギクの初恋 】

 RRが「ハヤテ」を読み始めたのは、妹が6巻くらいまで持っていたのを借りたのがきっかけでした。もう10年近く前になりましょうか。深夜アニメ等を見始めて3年くらいの若人だったワイは、「ハヤテのごとく!って聞いたことあるな、読んでみよ」と軽い気持ちで手に取ったものと記憶しています。
 序盤は「ガンダム」を始めとする様々なパロディや、「執事コメディ」の名のとおり主人公のハヤテが立派な執事になるべく努力し、次々に現れる三千院の回りの変わり者たちに振り回されるところにどんどん惹きこまれていきました。最初のうちは三千院家での話のほうが好みで、後述する桂ヒナギクが出ても「ふーん、割と邪魔な娘やな」と特に気にする事は無かったです。
 が、最初の転機。10巻第2話「THE HEADY FEELING OF FREEDOM」。数々のヒナファンを生み出したであろうこの話でRRもその例に漏れずヒナギクが一番好きなキャラになりました。なぜ割とどうでもよかったこのキャラクターがいきなりランク上位に躍り出たのかをちょっと振り返って考えます。

・主人公との発展を予感させる前置き
登場時こそツンケンとした態度でハヤテに接していたヒナギクですが、マラソン自由形、執事とらのあな等、回を重ねるごとに「あぁ、こいつがハヤテとくっつくんやろなぁ」という言動が増えてきます。またハヤテの側を見ても、からかいながらもいざという時に頼りにする点、序盤ではマリアさん程度にしか無かった女性として見て扱う点など、「気楽に見たいコメディなんだからあんまラブ要素出すなや!」と最初にRRが思った程度にはラブ要素がこの二人にはありました。

・意味深な発言を繰り返すヒナギク
初登場時の「親が子供を…」を始め、家族のこととなるとその都度「この娘は何かあるんやろうなぁ」と思わせぶりなセリフを吐き続けます。

・上記発言のネタばらしと見開きページで読者の心を掴む
その発言の経緯を10巻第2話でヒナギクが告白します。親に捨てられただけではなく多額の借金まで背負わされて…というのはハヤテに合わせ過ぎでしょうと突っ込むのもつかの間、ハヤテに連れられて出たテラスからの景色の気合の入り方、そしてようやく自分の気持ちに気付くヒナギクと、たたみかけるようにそれまで積み上げたフラグを消化する事で読者の心を引き寄せたのだと思います。

と、10巻は第2話のあとは1話(あるいは2話)完結の話でヒナギクはチョイ役に終わりますが、「ここからこの二人はどうやっていくんやろなぁ〜」とワクワクしながら11巻に期待する訳でした。


 【ARR的ガッカリ展開その1】

 その後の展開はご存知の通り、温泉編、ホワイトデー、咲夜誕生日など、チョコチョコとヒナギクのストーリーは進んでいきますが、西沢さんに対する罪悪感へのアプローチ中心でヒナギクがハヤテに・ハヤテがヒナギクに(これは後の展開で無いものと判明しますが)思いを寄せる場面はなかなか出てきません。まあ、次々に出てくる新キャラや新学期の話などもあり物理的に厳しいところっぽいなというのは当時から思っていました。
 そしていよいよ、やってきました映画館デート。10巻以降、久々にヒナギクの話が進展するのかと当時はウキウキだったのを覚えています。が…ご存知のとおり割と色々うやむやにされながら終わってしまいます。RRがうやむやにされた感を覚えた原因としては、ヒナギク・ハヤテの視点が目まぐるしく変わっていく点にあったのかと推測します。あんまり深堀りしません。
 デートというチャンスをあっさり見送ってしまったヒナギクさん。そこからは瀬川家編、ハヤテ過去編(=アテネ編序章)と、強キャラたちの怒涛の展開に飲み込まれてしまいます。ランナー満塁バッター阿部のチャンスを逃した巨人、そりゃあその次の回の守りで糸井・福留・中谷に連続ホームランを浴びちゃうのも当然です。
 さらに過去編から彗星のごとく現れた天王州アテネ編がどんどん進展していく中、ようやく掴んだ夕食デートで散々な目に遭ってしまいます。すでにかつてのメインヒロイン力を完全に無くし、やっとの事で告白しようと思い立った所にきれいにカウンターを決められてしまうところを見て、読む気を無くしてしまったヒナギクファンも多いんじゃないかと思います。
 ここがRR的ガッカリ展開の一つ目ではありますが、この一つ目に関してはストーリーの展開上やむを得ないものと思ってます。べジータが好きで好きで仕方なくても、主役は悟空なのです。
 ただ、解せないのはヒナギクの恋路をハヤテの「(アーたんに)振られちゃった感じです」で結局のところ決着付けずだった点です。邪推をするならば、人気投票のシェア3割にも届く圧倒的な人気キャラのヒナギクを完全敗北させてしまったら、多数のファンが離れてしまう。まだハヤテとくっつくかもしれない可能性を残しておこう、などと考えての処置だったのではないかと思っています。それに騙されて最終巻まで純粋にヒナギクを応援してた皆さん、大変お疲れ様でした。


 【B運命の出会い】

 さて、アテネ編あたりからは惰性で単行本を購入し続けてたRRですが二つ目の転機が訪れます。いわずと知れた28巻、アリスちゃんの登場です。
 小さくなったアーたんが、ヒナギクと一緒に暮らし始めるという設定にこれまたワクワクしたのを覚えています。うやむやにされてしまったヒナギク・ハヤテの関係の進展と、それに対してアリスちゃんがどう対応していくのか…などなど久々に「ハヤテ」が楽しみになりました。
 が、そのワクワクも儚く散っていく運命なのでありますが…。


 【CRR的ガッカリ展開その2 ※批判多数です】

 アリスちゃんが登場して、RRが「ハヤテ」に期待したことは以下の通りです。
1.アリスちゃんとヒナギクの日常回
2.ヒナギクに対してハヤテへのアプローチに関してアドバイスするアリスちゃん
3.なんだかんだとやりとりが続いて、絆の芽生える二人
 まあ、2・3はちょっと厳しいかなと思いながらも、1くらいは一回二回くらいはあるでしょうと思っていたRRは異常だったらしいです。全部無いままに終わりました。
 アリスちゃん登場時にあれだけの導入をしたのですから、部屋をシェアしながら暮らしていく上で仲良くなるにしても、結局心が通じ合わないにしても、会話をしたり何かを一緒にしたりというシーンがあって当然だと思うのは異常ではないかと思います。が、アリスちゃんとヒナギクの会話自体が28巻のやり取り以降、両手の指で足りる程度なんじゃないかというくらいに少ないです。会話自体が少ない訳なので、この二人の仲がどんな感じなのかはほとんど見えてきません。
 また、最初は「ヒナギクさん」と呼んでいたアリスちゃん。ハヤテが女装してルカとあった際には「もう眠いわ。行きましょうヒナ」と呼び方が急に変わっています。アリスちゃんからの呼び方が変わる話だなんて、日常回としてうってつけのネタになるんじゃないかと思いますが、そういった話は一切ありませんでした。親しい呼び方に変えるくらいだから二人の仲が特別悪いという線は外しても構わないのかなと推測させるシーンではありました。
 話は変わりますが、ヒナギクにかかわらずですがアリスちゃんがアパートの住人から「アリス」と呼ばれているシーンはひとつもありません。初登場時にマリアさんが「アリスちゃんっていうんですか」と言ったり、ナギからは「ちっこいの」と呼ばれたりはしましたが…。アリスちゃんが「ヒナ」と呼んだのも先ほどのハヤテ女装シーンが最初で最後です。もしありましたらお知らせください。めっちゃ感謝します。
 おそらく、畑先生的にはあの金髪キャラは「アテネ」であって、「アリス」と呼ばせたくないのだと思います。いつのまにやら記憶が無いなどの設定はうやむやになり、帝さんからは「アテネ」と呼ばれたり、正直わけがわかりません。
 結局、ヒナギクの持つ白桜からパワーを貰ううんぬんという設定も活かされずにハヤテと出かけたアリスちゃんはいきなり元に戻ってしまいます。その前の巻では雪路が失踪しています。ヒナギクは最愛の姉と(普通の感覚であれば仲の良い)同居人の二人を一気に失うという図式が出来上がりました。畑先生はそれまで人気を牽引してくれていたヒナギクに親でも殺されたのかとでも思える仕打ちです。
 というわけで、RRがガッカリしたことをまとめると…
・子連れ生徒会長爆誕といいつつも、爆誕して終わり
・普通であれば起こりうるであろう会話や生活の中でのやり取りの描写が無い
・名前で呼び合う事すら無し
 などなど、枚挙にいとまがありません。ガッカリその1は話の展開、勝負結果として受け入れる事が出来ますが、その2に関しては読者RRを満足させられないという意味で漫画家畑先生の完全な力不足であるとしか言えません。
 なぜこのような事態になってしまったのか、原因もわかりません。1話完結のネタとしてかなり美味しい部類のものを散々扱わずに放置していたのですから、原因と言われても…。畑先生本人の言葉を借りるなら、面白い漫画というのは人生経験が必要と7巻で述べられています。それは荒木飛呂彦先生いわく「自分の見た事や体験した事、感動した事を描いてこそおもしろくなる(ジョジョの奇妙な冒険第34巻、岸辺露伴のセリフ)」という事だとも思いますし、そうでないものは「金やちやほやされるためにマンガを描いている(同、岸部露伴のセリフ)」と思われても仕方ありません。このあたりの語り口から、RRが言いたい事を察して頂ければ幸いです。


 【D原作以外で救われる アニメ編】

 さて批判的な発言が多くなってしまいましたが、10年付き合った作品です。もちろん良いところもありました。それは原作以外の場所でも多く見ることができました。ここではアニメについて紹介しようと思います。
 1期から4期まで、全ての時系列が揃っていないという他では例を見ないストーリー展開を見せたハヤテアニメ。RRにとってはそれが完全にプラスに働いてくれました。4期"Cuties"にてアリスちゃんが登場したという点です。「ハヤテ」ストーリー一番の戦犯…ではなく核心となるアテネ編をアニメでは一切扱わずに、いきなりアリスちゃんを出すという暴挙…もとい快挙を成し遂げてくれたのです。
 2期でアテネのCVとして決まりながらも、セリフほぼゼロで終わった川澄綾子さん。初めてハヤテでまともにしゃべったのはアテネではなくアリスちゃん。さらに、4期ブルーレイ2巻の特典でキャラソンを出してくれたのもアリスちゃんでした。あまりにも長くムダ…ではなく複雑で難解なアテネ編を削るという勇気ある決断をした今は亡き4期制作のマングローブ社、本当に有能。
 さらに4期アニメはRRにとって嬉しい展開を見せてくれました。5話「桂ヒナギク」にて、前4章でRRが期待していた「アリスちゃんとヒナギクの日常」と「ヒナギクに対してハヤテへのアプローチに関してアドバイスするアリスちゃん」を描いてくれたのです。
 ヒナギクが肩を揉んで欲しい事をハヤテに言いたいけど言えないというストーリー。原作ではアリスちゃんは登場無しの話でした。が、アニメではがっくりとうなだれるヒナギクに対してアリスちゃんがアドバイスをするシーンが挟まれています。ほんのワンシーンでしたが、同室の二人の貴重なやり取りを見せて貰えました。有能すぎ。
 アリスちゃんを出すだけではなく、原作では完全に見捨てられた二人のやり取りも実現してくれた4期。ハヤテ後期のRRの心のよりどころとなってくれました。


 【E原作以外で救われる HiNAシリーズ編】

 アニメの次はキャラソンです。アニメ2期の直前に、なんとヒナギクが『HiNA』なるアルバムを出してしまいました。「キャラクター一人でフルアルバムを出すだなんてシェリル・ノームもランカ・リーもやってないやん。大丈夫なんか…?」と驚いた記憶があります。恐る恐るですが、当時まだアリスちゃんの影も形も無くヒナギクファンだったRRは当然購入しました。聴いてみると…ヒナギクのキャラクターというコンセプトを見事に表現した一枚であると感じました。いまだに『HiNA』は一番好きなアルバムです。
 原作ストーリーで期待した事については散々裏切られたRRですが、ことさらHiNAシリーズに期待した事についてはことごとく実現しました。期待というか、あんまりにも実現不可能に思えたので夢見たという表現の方が合うかもしれません。以下、箇条書きです。

T.RR「HiNA2作目出ないかな〜?キャラクターのアルバムなんて1作でも普通じゃあり得んから無理だろうけど」→約3年後に実現。3作目もさらに2年後に実現。
U.RR「HiNAの曲を生バンドで聴きたいな〜。まああり得んな、実現したら死んでもええわ」→2017年に実現。幸いなことに死んでません。
V.RR「ストーリーに沿ってHiNAの曲を挟む演出とか見れんものか…職人が現れたら金を積んででも…」→上と同じタイミングで金を積まずに実現。

・Tについて
 『HiNA』のメイキングの時点でスタッフの皆さまの間では「1stアルバム」と銘打たれていていたらしく、続編の話があったというのを伊藤静さんのインタビューだったかで読んだ覚えがあります。コンセプト自体は個人的に1作目が好みですが、2も3も素晴らしい作品でした。
※作品コンセプトについては、別ファイルにて2017年3月にまとめたファイルをご参照ください。

・Uについて
 1作目が出たタイミング、3作目が出たタイミングで、公式でヒナ祭り祭りなるイベントがありました。RRがその場に赴くことはありませんでした。それとは別の話で、ヒナギク役の伊藤静さんは個人でバンドを組んでいて、個人名義でライブハウスで公演するという趣味をお持ちで、2015年からRRも見に行っていました。そして、2016年冬に「Daisy!」という名を冠したイベントの案内が静さんのブログにアップされ目を疑ったのはまだ記憶に新しい出来事です。そこでは、カラオケではなくバンドの生演奏で全40曲超を数えるHiNAシリーズの楽曲の半分近くを熱唱して頂けました。絶対無理だと思っていたのに…嬉しかったです。

・Vについて
 なんと「Daisy!」にはハヤテ役の白石涼子さんをゲストに迎えて、ハヤテ名シーンのセリフを朗読、場面に合わせて楽曲を挟むという演出を展開して頂けました。ちなみに、静さん個人のイベントで一切が非公式のイベントでした。畑先生も生で見れましたが、非公式のイベントでした。

 さてめちゃくちゃ長文でお送りしましたが、連載のうちの半分を超える長い間の惰性で読みつつも完全に途切れる事が無かったのは間違いなくHiNAシリーズのおかげでした。ぜひ今からでも皆さん聞いてみてください。RRに言ってくれれば協力します。


【F原作以外で救われる ひなゆめ〜止まり木編】

 公式の媒体についてはひと通り語りました。最後にココ、止まり木についてです。時間軸の長い話なので、かなりはしょります。
 RRがひなゆめを知ったのはかなり遅いタイミングで、大学生ももう後半になった頃だったような気がします…うろ覚えです。そこで明日の明後日さん作「太陽と月」なるハヤヒナSSを読んだのが一番印象に残っている出来事です。月日は流れて明後日くんの連載が止まり、喪失感を紛らわすためになんと自分でSSを作ってしまうという暴挙に出たのがもう6年前の話です。6年ってウッソだろ…。そこからひなゆめが消滅し、双剣士さんのお力にて止まり木の住人となり、恐る恐るチャットルームに顔を出したのが5年くらい前。5年ってウッソだろ…。
 それから入りびたりまくった茶室の仲間に直接会うために北は札幌、南は鹿児島まで旅行をし、東京では焼肉をおごりラーメンを食べソバを食べ、あるゲームのイベント期間には時間がある限り専用談話室で真面目な議論(我が国の国防について)をして盛り上がるというアグレッシブな時間を過ごさせて頂きました。
 これは「ハヤテ」と「素敵な仲間たち」のどちらかでも欠けてしまうと実現は不可能だった出来事であり、大変感謝をしております。


【Gまとめ】

 冒頭でも触れましたがRRは単行本で読んでいるため、「ハヤテ」ストーリーの最後をまだ知りません。これはやり残しの無いように気をつけようかと思います。
 そしてハヤテ終了に伴い、止まり木も一定の形で区切りを予定されているという事で、寂しいばかりになります。始まりがあればやはり終わりもあるのが世の常、前向きに考えていこうと思う今日この頃です。
 最後のご挨拶になりますが、メチャクチャな長文で大変失礼致しました。ここまでお付き合いしてくれた人がいたらもう運命共同体ですね、チュッ(笑)ってしてあげたくてたまりません。



おわり
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別資料HiNAコンセプト2017年3月作成 ( No.1 )
日時: 2017/06/04 21:46
名前: ロッキー・ラックーン

HiNAシリーズ全体コンセプト(公式インタビュー等+RR的解釈)


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1→「桂ヒナギク」イントロダクション。

制作の段階で「1st」という冠がついていたらしいけど、これだけで完結する感じ。なので「Heart of Flower」がエンディングになり得る。

「元気で快活なヒナギク」→"Power of Flower" "steppin'" "スクールDays"
「片想いに揺れるヒナギク」→"微熱" "想い断ちがたく、初恋なりがたし" "NOTICE"

曲調だけ見てみるとちぐはぐしてるように感じるが、「桂ヒナギク」の両面を表現するという意味で両立している。


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2→原作ストーリーに沿いながら片想いを表現する。

1とはかなり毛色の違う曲調。ライブで映える感じを大事にし始めたのもここかららしい。

"sotto voce"→ディズニーでのデートで「魔法が解けちゃうよぉ」というシーン
"決心"→ビーチバレー対決でハヤテのために本気出しちゃうというシーン
"メリーゴーランドメロウ" "キミに「好き」と言えたら"→ハヤテに「(アテネが)好きな人です」と言われたシーン

このあたりは作詞くまのきよみ先生、イベント「Daisy!!」で公認。
"spring has come"とは言うが、ヒナギクに春は来てないのではと。


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3→ライブ感ある元気な曲(Message)で、頑張るみんなを応援します。

「ライブ感=歌手としてのヒナギク」が一番にプッシュされている。
一つのアルバムにかなり多様な曲が織り込まれている。
あと、地味に「作詞家 伊藤静さん」が個人名義の曲で修行してきた(HiNAシリーズの方が伊藤静さんの個人デビューより早いので)力の発揮の場となってるのもHiNAシリーズファンとしては嬉しい。


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長々と語ってきたが、じゃあ4はどーしよう?というのが本題。

「支えてくれる人のために、彼女は戦います」
でどうか?という考えのもと、曲目リストを作成中。

3人娘・雪路・西沢さんは「本日満開」でフィーチャー済み。
→他に彼女の身近な人といえば・・・・。

同じ部屋で恋愛アドバイスなんかもしてくれた(アニメのみ)アリスちゃん。28巻〜50巻と、連載のかなりの部分を一緒の部屋で過ごしているので適役
それと、やっぱり雪路。

あと、10年来の付き合いになった声優伊藤静さんというのもテーマの裏に忍ばせたい。
※「片想いの彼」は大前提なので割愛


もう一つ。「HiNAシリーズ完結編」としての側面も出したい。
1作目は「Flower」でヒナギクを表現している。何か他にいい表現は・・・・?

ということで「Daisy」という表現を選択。ちょうど静さん本人も使った表現なので、ひょっとしたら見てもらえるんじゃない?という淡い期待なんかも。






と、長々と「なぜアリスちゃんフィーチャーなのか」を語らせて頂きました。
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Re: 6/5用感想文byRR ( No.2 )
日時: 2017/06/10 19:33
名前: どうふん


ロッキー・ラックーンさんへ

見事な感想というのか評論というのか。とにかく感心しました。
失礼かもしれませんが、当方が原作に感じていたものとよく似ている、と思います。
こんなに深く考察したわけでもなく、まして表現はできませんが。

では、当方の感想と抱き合わせで一つ感じたことを書いてみます。
私は昔から高橋留美子先生のファンです。近所の行きつけの床屋さんにサンデーが置いてあることもあって、「ハヤテのごとく」はそこそこ面白いギャグマンガという感度で眺めておりました。
それが変わったのが、ヒナギクさんの存在です。ロッキーさんが書いておられるとおり、ギャグマンガがラブコメに変わったように思え、この子の想いが成就すればいいなあ・・・と、この漫画にはまったんだと思います。

ところがなかなか進展がないまま時は過ぎ、アテネ編へと突入しました。
その辺りの私の感度は少々違っております。ハヤテが過去に翻弄される中、ヒナギクさんの心情が再び綿密に描かれるようになり、久しぶりにメインヒロインの資格を取り戻したかな、と感じておりました。
そして、強烈なカウンターを喰らい、想いを伝えることも気付かれることもない失恋。この時も、将来結ばれる二人の試練かと思いました。そうでもなければあまりに残酷、というのが正直なところです。(大体、私の作品はそんな感じです・・・よね)
まあそれも、アテネ編のラストで、ナギとアテネが対峙する場面を見て、やはり勘違いだったか・・・と、気付くまでなのですが。

そしてその後・・・。はっきり言ってロッキーさんの意見にほぼ一致です。付け加えることはほとんどありません。
ちなみに初めて気づいたことはあり、アリスが周囲に名前で呼ばれたことはほとんどない、というところと、それについての考察はなるほどと思いました。

で、ヒナギクさんは、というとアリスちゃんとの接触はほとんどなく、ハヤテとの仲も進展せず(何のために同じアパートに住んだのか)、イクサ編では当のアリスちゃんやハヤテに踏んだり蹴ったりの目にあわされ(誠に遺憾ながら、この件についてはアリスちゃんもハヤテと同レベルです)で、あまりに不憫でした。

せめて二次創作の世界でだけでもヒナギクさんには幸せになってほしい。そんなことから本作の二次創作となるSSを探すようになり、本サイトに辿り着きました。そして、それに留まらず私自身の投稿となったわけですが・・・。

今でもそう思っています。自己満足に過ぎなくても。
それを一緒になって喜んでくれる人がいるなら感激あるのみです。


どうふん

P.S.
ロッキーさんはラストを見ておられないとのことですので、その後の原作の展開については触れません。ただ、個人的な感想としては、ヒナギクさんにとっての救いはあった、と思っております。
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Re: 6/5用感想文byRR ( No.3 )
日時: 2018/11/03 03:45
名前: RR

>どうふんさん

トップページから間違えてクリックしたら、1年以上も前に感想の感想を頂いていることにようやく気づきました。
完全に忘れ去っていたようでした。申し訳ないです。
というか、ここに自分が投稿していたかどうかすらも記憶に無いレベルだったりします。

今さらも今さらですが、この感想を書いた時とはちょっとだけ意見やら視点が変わっていることに気づいたのでお返事させて頂きます。


第一に、アリスちゃんとヒナギクの絡み(日常回)について。
全然無いと申し上げてましたが、読み直してみたらありました。
44巻第8話…流行らない喫茶店の再建に向けて明後日の方向に努力するヒナとツッコミを入れまくるアリスちゃん。RRは「エセご●うさ回」と勝手に呼んでます。
止まり木の合同本で何度かコラボで「ごち●さ」を使わせて頂いたことがありますが、まさにRRが期待していた日常回でした。(ちょっとだけ二人の進行方向が異なれば、ほぼ一致する話の展開だと解釈しています)
「全然無い」と思っていたことについては慎んで訂正致します。ゼロとイチでは全く違いますので…。
ただちなみに、この回でもお互いを一度も名前で呼び合ってません。そこはかなり気になります。


第二に、ヒナギクへの救いがあった事に対して。
RRが感動しました「Daisy!」の公演…畑先生も心動かされた要素があったのか、ヒナギクの尻切れ告白シーンの挿入に至った旨のコメントがありましたね。
それについて2018年3月に「Daisy!」と同じ会場でありました「しずかとりょうこのキャラソンライブ」にて伊藤静さんも「自分の公演が畑先生の心を動かした事が嬉しかった」というコメントをされてました。うろ覚えですが。
なんかいいですね、こーゆーの。(小学生並みの感想



とまあ自らが書いた感想を読み直してみたら、ちゃんと読んでもないのにトンガリ過ぎだなと感じたため、遅れに遅ればせながらも弁明のようなお返事をさせて頂きました。
気付いて頂ける時がもし来るならば幸いです。

それでは、ありがとうございました。
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