止まり木ユーザーBLOG

トップに戻る 最新記事へ
削除確認

コメント
1 | 日向 | 2021年 8月24日(火)23時 6分

私が一番初めに書くというのは気が引けますが、個人的な見解をここに書かせてもらいます。


まず疑問1について


ぶっちゃけて言うと、鍵を見つけるのは誰でもよかった。
メッセージにあった「愛の意味を知る者」なら、紫子は渡しても良いと考えたんじゃないでしょうか。
ただ、ここで言う愛とは絆という意味も含まれていると考えます

庭城は「強欲と絆を試す場所」でもあります。
絶望から庭城への道を行き、求めるもの(王族の力もしくはその力によって満たされる欲望)を手に入れたとしても、絆を繋ぎ、どんなことがあっても必ず助けようとする人がいなきゃだめだと紫子は考えたのでしょう。
(そうでなければ、またアテネのような人間が増えてしまうのは必然でしょう)


ただ、ナギに対しては遺産をあげたいなんて気持ちが少しあったのかもしれません。

>娘のナギが絶望することを彼女が望んでいたとは思えません。

確かにそうです。ですが思い出してください、王族の力を用いて紫子が願ったことは

「娘が本当に助けを必要とした時、最も絆の強いその人を名を呼べば過去も未来も飛び越えてその人が疾風の如く助けに来てくれますように」

さらにミコノスの遺跡には、こんな言葉も刻まれていました。

「アブラクサスの柱の森、剣を以って正義を示せ。さすれば道は開かれる」
神様の怒りを買った人間が庭城を出るには、外から王玉を持った人間と手と手を取り合い、365本の中から正しい1本の柱を切りつけれるのだと。
また、絆を試すという点からも、本当に強い絆で繋がれたのなら、問題なく正しい柱を切りつける子ができると信じていたのでしょう。
(実際、根拠はないが正義をなそうとする自分が正しい柱を選べないはずがないと豪語したイクサを本気で信じたアテネが助かりました。もしかしたら柱の方が強い絆に反応するのかもしれませんが、柱を切りつけた時の描写がないので断言はできません)

ですから、ナギが自分から道を開いたとしても、互いに愛を知り、強い絆で結ばれた人が助けてくれると願ったのでしょう。そうでなくても、愛という意味を知ってほしい、あなたは愛されているのだということを知ってもらいたかったのかもしれません(こっちの方が強いかも)

富なんてあまりあるほどあり、神様とも友達になった紫子は、絆を重んじるようなところが見られた気がします。一緒に笑い合い、互いに愛し合う誰かといることこそ幸せなのではないかとも思っていたのかもしれません。だからこそ絆を、愛を試そうとしたのではないのでしょうか。
愛の意味を知り、誰かと強い絆で結ばれた人間こそが、遺産を持つにふさわしいと考えたのでしょう。

(庭城に一人ぼっちで残されていたアテネを見て、紫子は幸せとは感じないでしょうし)

あとは、友達である神様の力を悪いことに使わせたくないという思いもあるでしょうが、私としては鍵を隠したのは愛の意味を知る者かどうかのテストで、それを満たす者(願わくば娘のナギ)こそが遺産を継ぐにふさわしいから鍵をあそこに隠したのかと考えます。



疑問2について


姫神の行動目的は変わっていないと思いませんよ

ただ、ヒナギクに「どんなに思っても、届かない願いもある」と言われ、否定をしなかったことから心のどこかでは自分の本当の願い(紫子の思いを自分のものにする)はかなわないのだと悟っていたのでしょう。

ただ、それを認められなかった(自分の人生かけて行動してきたわけですし)から、自分とヒスイで全てを手に入れるとあの場で宣言しました。加えて、彼も夜空同様ヒスイに惹かれる部分があったから、ヒスイが王族の力を手に入れることは危険でもあるが理想でもあったはず。自分の願いが叶わなくても、ヒスイは最強であるべきという思いから、52巻のセリフが出てきたのかもしれません。

まあ、あの場面からクリスマスまで1か月ほどありましたし、その間に何かあったのかもしれませんね。



長々となりましたが、私の考えは以上です。


新作、楽しみにしています。


上記の書き込みを削除します。よろしければパスワードを入力し、削除ボタンをクリックしてください。

パスワード
October, 2024
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
<< < 今月 > >>
最近のエントリー
最近のコメント
カテゴリー
検索

エントリーのみ
コメントのみ
エントリーとコメント
hbg.cgi Ver. 1.044
Copyright(C) 2009-2013, hidekik.com